ぶらばん!-The bonds of melody-

メーカー ゆずソフト
とある田舎町でのお話し‥‥

主人公が通っていた赤城山学園は、過疎による人口減少に伴い、廃校になってしまいました。

そして、この春から通うことになった円山学園。

元赤城山学園の生徒たちはそれぞれ新しい学園のクラブに受け入れられていきましたが、主人公の所属するブラスバンド部だけは、なぜか別々のままでした。

それというのも、相手側の顧問が「レベルの低い人間は必要ない」と受け入れを拒否。

でも、正式にブラスバンド部として認められるのはひとつだけ。

審議の結果、学園が出した結論は‥‥

「1ヶ月以内に学内コンテストを行い、得票数の多かったほうを正式なブラスバンド部とする」

というものでした。

相手は県コンクール銀賞の強豪。そこへ、主人公の肩をたたく顧問の先生‥‥

「よろしくな、新部長」

かくして、波乱万丈のクラブ活動がはじまるのでした。

(公式より抜粋)

結構毒舌が入っていますのでこの作品、もしくはメーカーが好きな方は見ることはお勧めしません。










シナリオではブラスバンド部として活動するといったものの描写は少なく、どちらかというと学園生活という日常生活を描いたような感じの流れになっています。ただその日常の描写が…
かなりつまらないと思いましたね。
幼馴染が起こしにくる→朝からどうでもいいような掛け合い→部活で狙ってるキャラのストーカー→幼馴染とどうでもいい掛け合いをしながら帰宅というものが共通ルートの流れですから山場全くといっていいほどないです。
まぁ山場的なものは用意されてはいたのですが、おもしろみには欠いていましたね。
また主人公がかなりのヘタレであったのもつまらないと思える要因のひとつであるようにも感じましたね。一応優しい主人公ということでいるのですが、相手からからんでこないと会話はせず自分からは人にからむような感じではありませんでした。そして当然ながら自分からは告白はしません。相手に促されるor相手に告られるのどちらかとなっているために、行動力というものがない様に感じましたよ。またこんなヘタレな主人公ですが友人を馬鹿にすることだけは得意ということだったので、主人公に感情移入はできなかったのでこの作品には思い入れというものは全くといっていいほどありませんでしたよ。

音楽では公式で発表してたように、かなり綺麗なつくりでしたね。実際に楽器の音を取り込んだというだけあって、この作品の一応メインであるブラスバンドという面が生かせていたようには感じましたね。またOP、EDの質も音楽と同様に質の高い仕上がりだったと思いますね。

絵はかわいくできていたと思いますね。萌え絵といったところですかね。ただCG枚数がやや少ないように見受けられたのがなぁ…。萌えゲー的な面が強い作品であるにもかかわらずに、CG枚数が少ないというのはよい印象は受けませんね。

Hシーンでは1人3回あり、尺もあるので十分。ただパターンが画一化されているのでどのルートでも同じプレイばかりであるように感じましたよ。

全体的に作品は萌えゲーっぽい作品ですが、萌えゲーにあるべき萌え要素が足りず、シナリオの面で見ても薄く、シナリオ重視なのか萌え重視なのかはっきりしないように感じられましたね。そもそもブラスバンドも意義が途中で希薄になってますし…。結局部活は、普通の高校生活ものとは違いをつけるためにだけのようにしか感じませんでしたし。

まぁ…
須美ルートはよかった

ということは言えましたけどね。




キャラ紹介(お気に入りのみ)

・御影 須美…唯一シナリオがまともだったキャラです。いじめ続けられていたがそんな自分から変って行こうとしていく様はとかったです。そう決心するまでの苦難が上手に書かれていたからかなぁ?さらに変わろうと決心するきっかけとなったの杏子との会話はぐぐっと来るものがありましたね。まぁ他のルートが悪すぎたために、相対的にこれだけめちゃくちゃよく感じただけかもしれませんが。

シナリオ CG 音楽 Hシーン 私的満足度 総合
10 20 25 15 B 70