こすぷれ!きょにゅー麻雀

メーカー 麦ちょこ倶楽部
『コスプレして麻雀!?負けたら勝者のお願いを1つ聞いてあげなければならない!?』それって?いったいどう言う事ですか?

学園生活に希望の光があるならば、それは学園祭なんだと思う。つもれていく勉学の数々、溜まっていく疲労、それをすべて年に一度発散させてくれるのが、学園祭なのだ。

いつもはコメカミに筋をたてて古文を詰め込む先生。意味もなくストップウォッチを首にかけ、冬でも半そでしか着ない先生。

そんな人たちですら、この日は生徒の自主性にすべてを任せ、どんな無茶な事をしても『若いうちの情熱はいいねぇ』などと意味もない賛辞の言葉で私たちを見つめてくれる。

アルカトラズのような規制にかんじがらめになる私が唯一手に入れるフリーダム!!それこそが学園祭なのだ。

しかし、そのフリーダムはすべてを自由にしてくれるわけではなく、私たちに1つの足かせを与えてくる。そう……戦わずして自由は手に入らないように、その足かせは時には重く切ない。

足かせ……そう、学園祭における『テーマ』である。

遥『みなさん、こんにちは。学園祭実行委員長椎名遥です。今年の学園祭のメインテーマが決定しました。今年のメインテーマは……『コスプレ麻雀in学園祭』です!!』

学園に広がる波紋。狂喜という名の歓声。

部室長屋で常に麻雀に明け暮れていた腕に覚えのある玄人(バイニン)は学生服の裾をまくりあげ、コスプレ衣装にあこがれている女生徒は、カレンダーでダイエットの期間を確認し、メイド喫茶に通っているマニアは、カメラのレンズをブロアーでバフッと吹いた。

そう、この実行委員が提示したテーマこそ、各個人の内部に潜んでいる黒い願望を放出される手段であり、まさにフリーダムという言葉にも匹敵するものであったのだ。

遥『もなさまには、コスプレをしていただき、学園祭を盛り上げていただきます。もちろん、自作のコスプレでも問題ありませんが、実行委員会側でも用意をさせていただきますので、心配なさらぬよう。』

遥『また、麻雀ですが、双方の同意の上で麻雀を対戦していただき、敗者は勝利者の願いを1つ聞いてあげることが条件となります。』

「ザワッ……。」

学園中に、鷲津様の声が響き渡ったかのような衝撃が走る。このような話がまかり通るわけがない。そう一瞬皆が思ったのも無理はない。

しかし、これは現実なのだ。確かに実行委員長がそう宣言したのだ。足かせは決まったのだ。

それが、今年の我々に与えられた自由への代償。はらしてみんなは無事学園祭を過ごせるのか?そしていったうどんな結末が待ち受けているのか?

(公式より抜粋)

ちょっとだけ毒舌が入っているので注意してください。













長々しい舞台設定説明ではありますが、単にコスプレしたヒロイン(版権キャラ)達と麻雀勝負をするといったものです。この作品は脱衣麻雀とは違い麻雀に勝ったらHできるというので、脱衣麻雀よりも上であるように感じましたよ(ぉ

まずは肝心の麻雀部分ですが、2人打ち仕様で早い段階でリーチをかけたらほとんどの確立で上がれたりするのでゲームのレベル自体はたいしたことありません。また相手も後につれて強くなっていくということはなく、たまに異様に強い上がりを出してきて負けるといった感じになります。勝ち続けるだけの仕様だけでなく、適度に負けるというバランスはよかったと思いましたね。ただ…

ひたすら時間がかかります。そしてだれてきます。

一人のヒロイン相手に4回勝たなくてはならなく、また一勝負は半荘(親と子を順番交代で1回として2回分)戦分ありましたからね。また親が上がり続ければ果てしなく続くので時間はひたすらかかりましたよ。そしてヒロインが6人いるということなので(麻雀パート→Hシーン)×4→違うキャラとの会話→麻雀〜というのが続くのでホント疲れましたね。
しかし、システム面にてオート麻雀機能というものが付属しているためにかなり楽はできます。元々は麻雀が出来ない人ようのためとメーカー側は言っていますが、途中で飽きる事を見越していたのではないかなと私的には思いましたね。他のIEを起動させながら勝手に勧めてくれるということが可能なのでシーン回収を目的として使う事ができます。…麻雀ゲームで麻雀に飽き、シーン回収のみに使うなんて麻雀ゲームとしてはどうかとは思いますけどね。

絵では複数の人がこの作品のキャラの絵を描いているために、かなりの違和感を感じましたね。まぁ絵に関してはイベントCGが各キャラ4枚づつ合計20枚となっているのですが、この作品の本筋である麻雀パートでの絵の変化がもっとあればよかったと思いましたね。麻雀しているときにでも立ち絵と同じ種類しか絵がないってのはどうだよ…。と思いましたしね。
ただいえることは…

ここまで版権キャラを利用して問題ないのかということですね。

まぁ単なる版権キャラに似たコスプレだから問題ないと言うと思いますけどね(ぉ

音楽に関してはBGMのみでしたが、特に感想はなく普通といったところでしょうか。

そしてHシーンですが、麻雀に勝つ事によって見れるということになってます。最初勝てばフェラ、そして次に勝てばパイズリ、そして次に勝てば本番、そして最後勝てば本番2回目というのが基本的に流れになっています(例外あり)。それなりにエロかったとは思いましたね。ただオートモードが実装されていないために実用的とは言えないと思いますね。以前にEnterキーが非対応なためにクリックを押すことによって文字を読み進めていくのは結構きつかったです。

ごくごく普通な麻雀ゲーム。ただ唯一オート麻雀機能だけは褒めることはできると思いましたね。しかし…

それ以外は普通すぎて、目新しいところはないのはどうかとは思いましたね。

…システム面も使いにくかったしなぁ。麻雀という要素だけでなくキャラの個性がもうちょっと出せるように、学内でデートするなどの日常的な雰囲気を出してほしかったというのも思いましたね。




キャラ別紹介

・笠原 瑞穂…主人公の幼なじみにて舞姫キャラにコスプレ。ツンデレ気質があるようで、主人公には素直になれないそうです。正直麻雀勝負をするだけなので個別紹介はあまり必要n(ry

・長谷部 悠美…主人公の後輩。一人称がボクというのが印象的でしたね。ちなみに何のコスプレかは不明(情報あると助かります)。

・川崎 可憐…主人公の後輩。かなり気弱なようです。そしてスパロボキャラにコスプレしてます。このキャラの声優は、実際にコスプレ雀士をやっているという方を採用しているようですが…
何しゃべってるかよく分からないぐらい声が小さく、聞くに堪えませんでしたね。
製作者側が実際のコスプレ雀士を使いたい気持ちは分かりますが、さすがにこれはひどすぎたという印象しかありませんでしたよ。

・森下 愛美…主人公の幼なじみ2。姉御肌的なように感じましたね。ちなみに何のコスプレかは分かりませんでした(情報あると助かります)

・椎名 遥…主人公の先輩でこの文化祭を提案した人。彼女もツンデレ気質があるようで高飛車的のような存在ですね。何のコスプレかは不明(情報あると助かります)

・本条 沙希…姉御肌。以上(ぉ ちなみにコスプレのキャラは不明です(情報あると助かります)

シナリオ CG 音楽 Hシーン 私的満足度 総合
5 15 10 15 C 45