おたく☆まっしぐら
メーカー | 銀時計 |
主人公は地方の高校を卒業して上京したばかりの田舎者。 彼は生粋のおたくだ。しかし見た目はおたくとはかけ離れた容姿をしている。まるで「ホスト」だ。 その彼は昔からあこがれていた場所。そう、おたくの聖地秋葉原。そしてようやくたどり着いた主人公は大きな衝撃を受ける。 まわりには美少女ゲームの巨大広告やら人ごみ。イベントキャンペーンガール、コスプレ、メイドの数々、エウリアンッッ!?情報だけで走っているも物の見ると、聞くとは大違いだ。 この右も左も分からない状態でこの男はどのような運命、出会い、感動、結末が待ち受けているのであろうか・・・ (公式より抜粋) おたくである主人公がおたく(おたくになっていく)ヒロイン達と…といったような感じなSLG。一応SLGとはなっていますが、シミュレーションパート自体は簡素なものであり、日常生活の描写が少なくなっているわけではなかったりするのでSLGであるようにはあまり感じませんでしたね。むしろSLGはADV系統の話を固定させないために自由度を持たせるといった意味があったように感じましたね。 共通パートではさすが田中ロミオ氏といっていいものでしたね。C†Cのときのような下ネタ系は少ないものでありましたが、日常会話がホントおもしろいです。テンポのいい会話、冴え渡るギャグはロミオ氏の真骨頂といっても過言ではないでしょうか。特に… キャラの個性もよくでていた様に感じましたね。主人公なんてキャラが濃すぎでしたよ。おたくに対する情熱はすばらしく、熱い!しかも毒舌ともう最高です。ロミオ作品にはキャラの個性が強いのは決まっていますがやはりキャラがいいです(2度目)。またヒロインもよかったですね。なんらかの原因がきっかけでおたくになり、それが原因でつまづくといった感じになるのですが、そこで主人公がおたくの境地的な発言(説教的発言)で救う〜といった感じの流れになっているんですが、そんなに重い話ではないがそれでいて上手にできていたように感じましたよ。 またどのルートにおいても、各ジャンルにてよく掘り下げて描写しているのではないでしょうか。コスプレのカメコのこと(写真をとって次点へ移動する間は写真をとらない)の暗黙のルール等は真偽が不明ですが、銃系統、フィギアの造形の知識等は確かなものであり、よくここまで調べたな…と言った感じでしたね。 またバカゲーのノリで進むだけでなく、好きになる、気持ちに気づかせる、もしくは気づくといったような心情の変化、発言と行動の一致なども上手に出来ていたように感じましたね。まぁ適当なのも数名いましたが…。 絵に関しては立ち絵、イベントCGともにかわいく仕上がっていましたね。背景ともよくあっていたのではないでしょうか。ただ、イベントCGの量がやや少なめの様に感じましたね。 音楽に関してはOPムービーは神です!そのままアニメとしても採用してもいいぐらいでしたよ。曲に関しても作品とよくあっていましたし驚きましたよ。またEDも良質といったところでした。 そしてHシーンでは、ほぼ付属的な意味しかなさないように感じましたね。基本的に1人1回(朝美、瑛は2回)ですし、そんなにエロさは感じませんでしたしね。 おもしろかったのはおもしろかったですが… バグが多すぎなのでもったいないと思う作品(ver1.01)。 完璧な修正パッチが出てから購入したほうがいいと思いましたね。それじゃないと十分に楽しむことは厳しいと思いますよ。バグがなかったら満足度Aだったのに…。 ・福山 美月…幼なじみ。一応ネットおたく設定。主人公を追いかけてきて東京に来ます。そして「おたく」というものに興味を持っていくようになっていきます。普通という枠にとらわれる人等にハブにされていたことが原因で、普通という枠組みに入ること、どんなに変であると言われても「好きなものは好き」「一途に愛すること」ができるおたくというものに憧れを抱くことになった主人公。 ・奥井 朝美…コスプレイヤー。主人公と同じ職場の同僚です。彼女のルートではコスプレが重要なことを指すのではなく、「おたく」というものにもある他人の目にさらされてもへこたれない心の強さというものを感じましたね。コスプレをする事によって、キャラになりきるということで自分の理想を追い求めるという「逃げ」の一種が彼女のコスプレをする理由なのではないでしょうか。そして彼女がコスプレという逃避行動であったにもかかわらずそこでも自分に自身が持てなくなり、強さを持つために主人公とバカップルになる様子は… ・陽藤 麗南…フィギアの原型師。フィギアの元の形を作る仕事ですね。彼女のルートでは造形という趣味(仕事)を通じて、気持ちが通じあうという変哲のないものになっていますが… ・高透 涼香…サバゲーオタです。このルートでは… ・佐々木 操…ゲーマー。このルートでは架空のゲームを紹介し、その内容をグダグダ説明しているのですが非常につまらないです。ゲームを文字で説明することが難しいということもありますが、臨場感とかそんなのも全く皆無ですので読み進めていくだけ〜みたいな感じになってますしね。話自体もゲーム廃人という話だけで済みますし、ゲームに熱中したらいけないということを教えてくれましたね。 ・景山 瑛…オカルト少女。そしてこのルートでは伏線が張られていてるのですが… ・櫛田 綺羅…同人漫画家。Hシーンがありません!以上(ぉ |
シナリオ | CG | 音楽 | Hシーン | 私的満足度 | 総合 |
20 | 20 | 25 | 15 | B | 80 |