対魔忍アサギ2 〜淫謀の東京キングダム〜
メーカー | LiLiTH |
カオス・アリーナ壊滅から一年――― アサギとさくらは東京湾上に浮ぶ人工島にいた。 そこは忘れられた街。 政府肝いりでつくられた巨大なはこもの「東京キングンダム・シティ」。 海上に浮かぶ第二の都心となることを期待されたが企業誘致に失敗。 住居施設や住人をターゲットにした商業施設も東京湾地下鉄の工事の大幅な遅れから交通の不便な海上の孤島と成り果て、ついに10年前に開発の全面中止、事実上捨てられた幻の都市となった。 その後は本州とを結ぶ唯一の出入り口、全長10キロに及ぶ東京キングダム大橋を伝って渡ってきた密入国者や犯罪者、無政府主義者、魔界から流れたきた住人たちの住処と化し、海上都市は世界有数の危険な街となった。 いくら捨てられた街、危険な住人の巣窟とはいえそこにも秩序がある。 市も立てば、アジア最大の娼窟もあり、中心部には繁華街もある。 生き抜くだけの強さか、強者への媚を忘れなければそこでは生きていけた。 島の中心部から少し離れた裏路地。 「お姉ちゃん大丈夫みたいだよ」 アサギとさくらは三人の対魔忍の消息を調査するために、この危険な街へやってきていた。 「山本だ」 調査第三部<セクションスリー>。 「これからさっそく出るわよ、さくら」 しばらくして二人の美女が薄汚れたビルから姿を表す。 「ひえ〜〜〜、何でこんなの着なきゃならないの……?」 アサギとさくらは、露出の高い、身体のラインを強調する様な、如何にも娼婦ありなんという格好をしていた。 「男が声を掛けてきたら、すぐに断ったらだめよ。 子供っぽくクスクス笑うさくらをアサギが追っかける。 (公式より抜粋) 今作品は2ということで前作があるということなのですが、2のみをプレイしたレビューとさせていただきますのでご了承ください。 前作をプレイした方は分かると思いますが、タイトルとは裏腹にこの作品は陵辱ものとなっています。ただ単なる陵辱ではない質の高さを感じるようなシナリオですね。「魔」というものが存在し、それを討つ対魔忍などといった特殊な世界観は、結局は陵辱に関連するプレイに触手や謎の道具を利用するために作り上げられたものであるということが分かっているにも関わらず、その舞台設定だけでもアクション系統の作品を作り上げることができるんじゃないのかと思ったぐらい惹きこまれましたね。 音楽ではBGMのみとなっていましたが、作中の雰囲気とあっていたとは思いましたよ。特に陵辱シーンなんて…。 絵では同人作品にしてはCG枚数が多く、質も高いのでよくできているなぁという印象を受けましたね。ただ立ち絵が背景とはあっておらず、背景の絵の方が質が高く感じました。 Hシーンではエロいというよりもグロいといった表現の方が正しいようにも思えましたね。基本的にレイプのようなプレイ、触手などのアブノーマルなプレイ、そしてその果てにはヒロイン達はどこか壊れたかのような表情をしてますしね。 陵辱作品でありながらも一つの物語が成立しているので、そのシナリオも楽しむなら前作からプレイ、陵辱といものを見たいというのであれば2からでもプレイしてもいいかな〜と思った作品。なんにせよ同人作品の中で質の高い作品であることは間違いないのですからハズレ作品という事はないとは思いますね。 ・井河 アサギ…この作品のメインヒロイン。「魔」を倒す対魔忍。一応必殺技的なものがあります。それは「忍法・殺陣華」というものであり、分身を出して一度に複数の敵を葬ることができるというものがあるのですが、今作品ではそんな技出てこないので大した意味はありません(ぉ ・井河 さくら…メインヒロインであるアサギの妹。彼女も同じく対魔忍です。彼女の必殺技のようなものは、「忍法・影遁の術」というもので、人やものの影に潜むことができ、影から影へも瞬時に移動できるというものです。作中にはアサギの忍術とは違い数回ほど出てきます。 |
シナリオ | CG | 音楽 | Hシーン | 私的満足度 | 総合 |
15 | 20 | 15 | 20 | B | 70 |